東京工業大学田原研究室

東京工業大学 科学技術創成研究院
未来産業技術研究所

医療/C-SWE

連続せん断波エラストグラフィ
Continuous Shear Wave Elastogpraphy

  本方法は、生体表面に張りつけたコイン型の小型加振器で加振した時に生体組織内部を伝播する機械的 振動波(せん断波)を超音波エコー装置に標準的に付属する血流映像化用のカラードプラ法で可視化する 新しい方法です。(国際特許登録済み)
  映像装置が廉価、せん断波の波面を実時間で可視化できるので、硬さだけでなく、組織の弾性構造の違い を可視化できる、加振源からの振幅1mm以下の微小な振動を使うので、生体に安全などの特徴があります。
  すでに乳がんの可視化、骨格筋の評価等での有用性を確認してきています。診療室だけでなく理学療法室やマッサージ室、スポーツ医学の現場にも持ち出すことができます。

外側広筋の映像化・測定

【測定の様子】  
【伝播図】  
【速度図】 1秒に2回映像化・測定

外側広筋 筋弛緩->筋緊張時の伝播速度計測

【速度図】  
0.5秒ごとの変化

筋の弾性変化に対する高い追従性を示す

外側広筋 筋弛緩->筋緊張時の伝播速度計測

測定1回目

測定2回目

測定3回目

筋内各部組織の弾性変化の時系列観測が可能

外側広筋 高分解能モード

高分解能モードでは、せん断波波面に特徴的な屈曲が見られた(黄色矢印←部分)

筋内に現れる特異な弾性特性の観測への応用

上腕二頭筋の映像化・測定

【測定の様子】
【伝播図】  
【速度図】 1秒に2回映像化・測定

僧帽筋の映像化・測定

【測定の様子】
【伝播図】  
【速度図】 1秒に2回映像化・測定

アキレス腱の映像化・測定

【測定の様子】

せん断波周波数 高周波数化
(156.3Hz:従来の2倍周波数)

伝播表示・速度表示の繰り返し

Japan Medtec 2024.04.19(Fri)/イベントの様子

非常に興味を持って見ていただいた方も多く、今後に繋がって行ける展示会になりました。

東京工業大学、群馬大学、フインガルリンク(株)との共同開発

研究内容

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4259-R2-25

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